インデックスとバランス型投資信託を組合せ、リスクとリターンのバランスをとる
当ブログでは「ライフステージと共に成長する」コア・サテライト戦略を紹介します。
私のライフステージは現在「子育て」にあり、3~10年内に資産を使う可能性があります。
そのためコア資産は、使いたい時に確実に利用できる資産と定義し、投資信託に分散投資し、短中期的な価格下落リスクとリターンのバランスを10%程度とする投資方針をとっています。
株式100%インデックファンド「全世界株式(オールカントリー)」「米国株式(S&P500)」のみの投資はしない
債券組入型バランスファンド「世界経済インデックスファンド」「セゾングローバルバランスファンド」と組合せる
インデックスとバランス型投資信託を組合せる効果
「株100%インデックス」と「分散型ファンド」との5年以内の価格下落リスクとリターンを比較してみます。
「株100%インデックス」をグループA、「分散型ファンド」をグループBとします。
グループAとグループB上手く組合せることで、リスクとリターンとのいいとこ取りが出来ます。
投資リスクを示すボラティリティは、グループA年率16~17%、グループB年率9%です。「分散型ファンド」は下落リスクが抑えられていることが分かります。
一方、投資リターンは、グループA年率18~22%、グループB年率10~11%です。「株100%インデックス」の方がリターンは大きいです。
投資の効率性(リターン/リスク)を示すシャープレシオは、どちらのグループも1を超えており、どのファンドも効率よく投資回収が出来る優良ファンドであることが分かります。
インデックスとバランス型投資信託の組合せ例
私の直近の投資信託の成績は、年率10%(5年50%)のリターン、価格変動リスクは年率10%以下です。
グループAとグループBの複数のファンドを夫・妻・子どもで分散投資する戦略をとっています。
家族各々のニーズ(理由)により、各々が異なるファンドへ投資しています。
私が投資している分散型バランスファンドの紹介
ファンド | 総資産額 | 信託報酬 | 株式 | 日本 | 米国 | 先進国 | 新興国 | |
A | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 4兆0860億円 | 0.09% | 100% | 0% | 100% | 0% | 0% |
A | eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | 2兆9590億円 | 0.06% | 100% | 6% | 62% | 22% | 11% |
B | セゾン・グローバル バランスファンド | 0兆4570億円 | 0.51% | 50% | 6% | 64% | 19% | 11% |
B | 世界経済 インデックスファンド | 0兆2891億円 | 0.55% | 50% | 10% | 38% | 17% | 35% |
- 世界経済インデックスファンド
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通常のインデックスやバランス型ファンドは、株式の地域分散比率を決める際、時価総額比率で決定します。現在世界の時価総額の60%以上を米国が占めており、どうしても米国に偏りがちです。
「世界経済インデックスファンド」は、地域分散比率をGDP比率で決めている唯一無二のファンドです。米国比率が下がり、割高な米国株リスクを下げ、これから株価上昇が期待できる新興国と日本の比率が高くなります。
新興国への35%投資は、リスクが高いように感じますが、その分、50%組入れている債券がボラティリティを抑えており、5年以上、シャープレシオ1以上をキープしています。
- セゾングローバルバランスファンド
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私が知る中では一番成績が良いバランス型ファンドが「セゾングローバルバランスファンド」です。
ローコスト・ハイクオリティ運用で世界から支持されている米国バンガード社のインデックスファンドの中から、資産規模、運用実績、コストなどの面から厳選したファンドに投資を行っています。
バランス型ファンドの中では最も優れており、5年以上、シャープレシオ1.1以上をキープしています。
結論
インデックス投資とバランス型ファンドを組合せることでリターンとリスクを安定的に10%程度にできる。
バランス型ファンドは「世界経済インデックスファンド」と「セゾングローバルバランスファンド」がおすすめ。
世界経済インデックスファンド
「世界経済インデックスファンド」は、対面の証券会社だと購入時手数料が最大3.3%とられます。購入時手数料が0円となるネット証券で購入するようにして下さい。
私は三井住友銀行がメインバンクなのでSBI証券を利用しています。
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セゾングローバルバランスファンド
「セゾングローバルバランスファンド」は、残念ながら大手ネット証券(SBI証券や楽天証券)でも仲介手数料が発生します。セゾン投信の直販サイトがありますので、そちらでの購入をおススメします。
しかし、新NISA口座は1つの証券会社でしか開設できません。そのため私の場合、子供用の口座をセゾン投信で開設し、祖父母から贈与いただいたお金を積立投資するようにしています。