本ブログでは、著者が購入中もしくは購入を検討したファンドについて紹介します。
今回紹介するファンドはセゾン投信「セゾン・グローバルバランスファンド」です。
基本情報
株式と債券に50%づつ分散投資するバランス型のファンドです。
純資産総額は4600億円を超え資金流入額は安定的な右肩上がりであり、積立投資として人気があります。
ファンド型 | ファンド特徴 | 純資産額 | 信託報酬 | 購入時注意点 |
バランス型 | 世界の株式と債券へ50:50 Vanguard社のファンドに分散投資 | 4620億円⤴ | 0.495% | セゾン投信の直販サイトで購入 |
投資対象
世界最大級の資産運用会社である米国バンガード(Vanguard)社のインデックスファンドに厳選投資するファンド・オブ・ファンズ方式をとっているのが特徴です。
世界株式に分散投資する「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」への投資ではなく、敢えて個々の地域のインデックスファンドを複数組合せています。
そうすることで、信託報酬コスト低減とセゾン投信でのリバランスを実現しているものと伺えます。
- バンガード・500・インデックス・ファンド
- バンガード・ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・ジャパン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・パシフィック・エックスジャパン・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド
- バンガード・U.S.・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
- バンガード・ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
- バンガード・ジャパン・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
米国株式への依存度
株式時価総額比率による地域分散投資であり、米国株式への依存度は64%です。
ただし、当ファンドは債券に50%分散投資していますので、実質的な米国株式依存は32%と言えます。
米国 | 日本 | 他先進国 | 新興国 |
64% | 6% | 19% | 11% |
リスクとリターン
リターンは将来を約束するものではないが、リスクについては参考になります。(2024年時点のデータ)
下落リスクの幅であるボラティリティは、過去10年間で年率10%以上の期間はありません。
投資の効率性を表すシャープレシオは1を超えており、優秀なファンドと言えます。
期間 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 |
リターン | 26.19% | 11.59% | 11.15% | 7.94% |
リスク (ボラティリティ) | 8.21% | 9.13% | 9.64% | 9.88% |
シャープレシオ | 3.19 | 1.27 | 1.16 | 0.81 |
他ファンドとのパフォーマンス比較
著者が購入中もしくは購入を検討したファンド間での5年シャープレシオ(年率)の比較です。
「セゾン・グローバルバランスファンド」は左下の分散型ゾーンに位置します。
ネット証券で一番人気のあるバランスファンド「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」と比較し、より低リスクで高リターンをあげています。
まとめ
世界の株式と債券に分散投資する「セゾン・グローバルバランスファンド」について紹介しました。
世界最大級の資産運用会社である米国バンガード(Vanguard)社の地域別のインデックスファンドへ投資をすることで、信託報酬コスト低減とリバランスコントロールを実現しています。
米国株式への依存度は32%であり、分散型の投資信託と言えます。
下落リスク幅であるボラティリティは、過去10年間で年率10%以上の期間はなく、投資の効率性を表すシャープレシオについても1を超えており、他分散型ファンドと比較し非常に優秀です。
セゾン投信は実質直販サイトのみでの購入になります。仲介業者からの購入もできますがその際は手数料がかかるためおススメできません。
新NISA口座を別途開設している方には購入しづらい商品です。我が家では、祖父母から孫への贈与金をまもる手段として、子供名義のセゾン投信口座を開設し、貯金替わりに積立投資をしています。